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ケータイとPCの検索における5つの違い

携帯電話とPCには5つの大きな違いがある。PCのSEOのノウハウを携帯電話にそのまま転用しても成功には結びつかない。両者の違いを踏まえてモバイル独自の対策を実施する必要がある。下記に挙げた5つの違いについて順番に解説していく。

  • 1.検索キーワードの違い
  • 2.検索エンジンの違い
  • 3.公式サイト・一般サイトの区別
  • 4.キャリア/端末の識別
  • 5.IPアドレスによるアクセス制限

1.検索キーワードの違い

SEOで最も重要な要素のひとつが対策するキーワードだ。携帯電話ならではの特徴と、PCとの共通点が見えてきた。

携帯電話の検索の特徴「キーワードの正確さ」

ほぼすべての端末には予告変換機能が搭載されており、はじめの1文字2文字を入力すれば、大抵は自分の意図する単語が表示される。固有名詞が辞書 に登録されているため、「L’Arc~en~Ciel」「Mr.children」などのアーティスト名や「LOUIS VUITTON」などのブランド名が正確に入力される傾向が強い。

また、「待ち受け」と「待受け」、「待受」のように複数の表記が存在する単語があるが、これらも予告変換の影響を強く受ける。上記の例では、予告変換で一番初めに表示される「待ち受け」の検索が最も多いようだ。

携帯電話でも「ロングテール化」が進んでいる

アウンコンサルティング、インデックス、ポイントオンの3社で実施したアンケート調査では、「携帯電話の検索エンジンに不満な点は?」という問いに対して、13%のユーザーが「検索ボックスへの入力が面倒」と回等した。

これを多く見るか少なく見るかであるが、PCのキーボードによる入力になれたユーザーからすると少なく感じられるのではないだろうか。しかし、携帯電話を主として使うユーザーにとってはテンキーを使った入力はそれほど苦にならないようである。

2007年4月に開かれた「次世代モバイル技術セミナー」のGoogleの講演によると、上位100のキーワードが検索された割合はわずか12%であるという。

また、病院検索サービスを提供するサイトの検索キーワードを調査すると、「東京都 病院」や「北区 赤羽 眼科」などのように2語、3語を組み合 わせた検索キーワードを用いて流入する割合が過半数となっていた。このように携帯電話の検索においても多様なキーワードが利用されており、「ロングテール 化」が進んでいると言える。

2.検索エンジンの違い

検索エンジンの基本的な仕組みは同じであるが、その動作についてはPCと大きく異なる部分がある。

基本的な仕組みは同じ

携帯電話もPCも検索システムに大きな違いはない。クローラーがウェブページを読み込み、インデックスが作成され、キーワードが投げられるたびにアルゴリズムによって順位が決定し、検索結果が返される仕組みだ。

だが、注意しなければいけないのは、「クロールの頻度」と「インデックスの更新頻度」だ。

携帯電話の検索エンジンのインフラ面はまだまだ未成熟

インフラの面ではPCと比較して貧弱であるといわざるを得ない。具体的にはクロールの頻度とインデックスの更新頻度の2つだ。特に一般サイト向けの検索エンジンではこの傾向が強い。

PCでは、3日に1回くらいはクロールが行われる。サイトによっては毎日行われるという場合もある。しかしながら、モバイルサイトのクロールはPCほど頻繁には行われておらず、1週間に1度、場合によっては1カ月に1回というサイトもあるくらいだ。

クロール後インデックスされるまでに要する時間もモバイルサイトのほうが長い傾向にある。PCでは2、3日でインデックスが更新されるのに対して、モバイルでは、1~3週間程度を要している。

つまり、クロールされインデックスされるまでに最大で7週間程度かかることになる。これは対策をしてその効果が現れるまでに最大7週間かかることを意味する。

3.公式サイト・一般サイトの区別

PCでは、メーカーやアーティストなどが運営する公式サイトはあっても、「キャリア」が認定する公式サイトというものは存在しない。しかし、ご存知のように、モバイルサイトでは、キャリアが認定する「公式サイト」というものが存在する。

ドコモが提供するiメニュー検索やKDDIの提供するEZweb検索サービスの公式の枠に表示させるためにはキャリアの公式サイトに認定されなければいけない。また、公式サイト用の検索サービスには独自の仕様が織り込まれており、それらも考慮しなければならない。

4.キャリア/端末の識別

キャリア/端末によって利用可能なサービスが異なるため、サイトを訪問した携帯電話が自社の提供するサービスに対応したキャリアや端末であるかを確認する仕組みを導入するのが一般的だ。

例えば、筆者の携帯電話はauの3G端末で着うたにはかろうじて対応しているものの、デコレーションメールには対応していない。着うたサイトでは通常にコンテンツをダウンロードできるが、デコメのサイトでは対応機種ではないというエラーページが表示されるものもある。

端末の違いは、IEとFireFoxのようなブラウザ以上の違いがある。

5.IPアドレスによるアクセス制限

PCサイトがインターネット上でオープンにどこからでもアクセス可能な状態であるのに対して、モバイルサイトの多くは、携帯電話端末からのアクセスに限定するために、キャリアIPアドレスによるアクセス制限を設けている。

これら5つのポイントがそのままモバイルSEOを実施する際のポイントにもなる。今回はポイントを整理したので、「実際にどう対策すればよいか」については次回以降、順を追って解説させていただく。

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